2012年、アーティアのCEO兼デザイナーのイヴァン・アルパ氏は、自然界に存在するありのままの美しさを時計にクリエイトする Son of Earth コレクションの最初のシリーズとして、本物の蝶の羽を文字盤にセットした時計をクリエイトしました。

それは、時計製造の分野ではまったく前例のない時計でした。蝶の羽には無数の鱗粉がついているので、精密機器である時計に取り入れることはできない、と常識を持った人々は考えます。しかしながら、アーティストのドミニク・アルパ女史は、関連当局の認可と厳格な管理の下で、特殊な技法を用いて文字盤に本物の蝶の羽をうまく取り入れました。

アーティアのDNAは、創造性が高く、ユニークでオーダーメイドであること。それはブランドのキャッチフレーズである Unique Pieces という言葉にも表れています。 バタフライの時計は、生体を用いているので、同じデザインはありません。すべてが世界でたった1本しかないユニークピースになります。

 

今年国内入荷したバタフライシリーズの新作より、世界で最も美しい蝶と呼ばれる「モルフォ蝶」の羽をあしらったモデルをいくつかご紹介します。

 

モルフォ蝶の羽

角度によって色合いを変えるモルフォ蝶の羽とダイヤモンドの組合せは圧巻!

 

1. Butterfly Set 1

 

昨年のジュネーブ時計グランプリにノミネートされたモデルが日本に入荷。42mm SSケースにハイグレードのダイアモンド147個をフルセット(3.7 カラット)。モルフォ蝶の羽、金箔を使ったアート性の高い文字盤が特徴。A82 自動巻きムーブメント搭載。世界限定1本。

このモデルを始め、今回ご紹介する時計には、世界で最も美しい蝶と呼ばれる「モルフォ蝶」の羽が使われています。ブルー、ターコイズ、パープルと、見る角度や光の強弱によって色が変化する神秘的な羽です。

 

モルフォ蝶の鱗粉

モルフォ蝶の鱗粉は超微細な格子状の溝が多数刻まれた構造

 

モルフォ蝶の鱗粉自体は色素のない透明色で、超微細な格子状の溝が多数刻まれた構造になっていて、それが青の波長の光のみを反射するため青く見えます。見る角度や光の強さによって青色の度合いが変わって見えるのはそのためです。このような色は構造色と呼ばれ、自然界ではクジャクや玉虫、人工物ではCDやシャボン玉等が代表的な構造色です。なお、モルフォ蝶の構造色は色素によるものではないため、100年経っても色褪せることはないそうです。

 

 

 

ダイアモンドをフルセット

VVSI グレードのダイアモンドをフルセットしたケース

 

2. Morphos 7 Full Set

 

アーティアのレディースウォッチでは、現時点で最強と思われるモルフォ蝶&フルセットのモデル。38mm SSケースにセットされたハイグレードのダイヤモンド224個(2.1カラット)の輝きは圧巻。
スイス製クォーツムーブメントを搭載。ストラップはナイルパーチという魚の革。世界限定1本。

 

 

 

美しい自然のアート

自然が生んだアートの美しさに圧倒されて、目を奪われてしまいます。

 

3. Farfalla

 

文字盤全面にセットされた美しいモルフォ蝶の羽をフィーチャーしたモデル。42mm SSケース、A82 自動巻きムーブメント搭載。世界限定1本。

 

 

 

モルフォ蝶の美しいダイアル

モルフォ蝶の羽と天然顔料で作られた美しいダイアルは女性アーティストならではの感性

 

4. Dancing Butterfly 0051

 

荒々しい彫金加工を施した小ぶりな直径38 ㎜のケースと繊細なサテンストラップの絶妙な組み合わせ。スイス製クォーツムーブメントを搭載。世界限定1本。