今年のバーゼルワールドで披露されたアーティアの複雑時計ライン ARTYA COMPLICATIONS。
今回はその中で最もハイエンドなモデルとして登場した、アーティア史上、最も複雜で、最も高級、そして最も高額なモデルのご紹介です!
ARTYA COMPLICATIONS – 3 GONGS MINUTE REPEATER, REGULATOR & DOUBLE AXIS TOURBILLON 1/1
腕時計の世界で「永久カレンダー」「トゥールビヨン」「ミニッツリピーター」は「世界3大複雜機構」と呼ばれています。
これらは非常に複雜でパーツ数が多く、高度な技術を持った職人が長期間かけて組み立てるため、一般的に超高額な時計に搭載される機構です。
さらに「世界3大複雜機構」の2つを組み合わせたものは「グランドコンプリケーション」と呼ばれ、価格は天井知らずの代物。
このモデルは「ミニッツリピーター」と「トゥールビヨン」を組み合わせた、まさに「グランドコンプリケーション」なのです。
3ゴングのリミッツリピーターと2軸のトゥールビヨン。
アーティアのためにこのモンスター級のムーブメントを制作したのは、スイスのMHC社。
振動数は21,600振動/時、パワーリザーブは64時間です。
大迫力の内部画像を見るといかに複雜なメカニズムなのかわかります。
使用されたパーツ数は何と450点!プロダクションに1000時間以上を費やしたそうです。
動画もありますのでご覧下さい。ミニッツリピーターの音色と縦回転するトゥールビヨンのキャリッジが確認できます。
「私はこれまでと全く違うことをやりかったのです。」アーティアのオーナー&デザイナー Yvan Arpa 氏はこのモデルについてコメントしました。
「時計業界がこれまで決して見たことのない、何か特別なことをね。そして、我々は3ゴングのミニッツリピーターと2軸のトゥールビヨンの合体をやり遂げたのです。」
このモデルがこれまでと全く違う特別な時計であることはデザインにもよく現れています。
実はこの個性的なケースデザインは、Son of Sound Tourbillon のギターシェイプの流れを汲んでいます。
デザインを手がけたYvan Arpa 氏は、1959年に生産されたグレッチのビンテージギター Bo Diddley からインスパイアされたと語っています。
他にもまだまだ語り尽くせないこのモデルですが、今日はここまで。
商品詳細はこちらをご覧下さい。
ARTYA COMPLICATIONS – 3 GONGS MINUTE REPEATER, REGULATOR & DOUBLE AXIS TOURBILLON 1/1