バーゼルワールド2018 新作腕時計
ArtyA ARABESQUE 2 – Hand engraved Titanium Monopusher Chrono Tourbillon 1/1
(以下、プレスリリースより)
手彫りのトノー型チタンケースを採用した “ARABESQUE TOURBILLON” を2015年に発表したアーティアは、即座に完売したファーストモデルを超えるセカンドモデルの開発に着手した。
現時点で、アーティアはこのタイプの優れたマスターピースを発表できる世界で唯一のブランドである。
アーティアが例外的であるのは、以下のことが理由となっている。
グレード5のチタン合金(64チタン)にアラベスクモチーフの手彫りを施した時計は、作業が非常に困難であり、非常に労働集約的である!
そのため、王室御用達の鍛冶屋による伝統工芸としてのみ成立している。
一体どうやってそのケースは作られたのか?
一般的に、グレード5のチタン合金はその卓越した硬度で有名である。
フラワーモチーフは、歴史的な銃器に刻まれたフローラルパターンからインスピレーションを得ている。
鋳造チタンで作られたこの時計は、“マスター・エングレイバー”ブラム・ラモン氏(Bram Ramon)が、18Kゴールドの象嵌(ぞうがん)を施したもので、ゴシックアートの影響を受けながら、革新的なテクニックをアーティアのために再び使用している。
この手彫りの模様は、職人として彼の極めて優れた業績である。
しかし、専門家達が本当に目を引くのは、時計製造に初めてグレード5チタンを彫金したということある。
非常に高い硬度を持つグレード5チタンは、既に時計製造に使用されている。
この素材に彫金を施すということは、経験にそぐわないアイディアである。
そして、それこそがイヴァン・アルパ氏を惹きつけたアプローチであった。
「チタンは衝撃、腐食、温度などに強く、靭性の絶対的な素材として販売されている。しかし実際には、鉄のようなこれまで使用されてきた一般的な素材よりも、利用に際して少し抵抗があるのも事実。それを臨床的に機械加工する代わりに、私が今実証しているように、それを芸術作品の制作に利用することができるはすだ。」
インスピレーション
アラベスクモチーフの選択は、イヴァン・アルパ氏の非常に個人的な感覚によるものだ。
「私は西洋から発想を得た」と彼は説明する。
「私は、彫金されたライフルのストックがあることを発見した。それらのパターンは完璧だった。私は、同じスピリットでいくつかのパターンを描いてから、そのアイディアをブラム・ラモンと検証して、最終的に彼がリデザインをした。それらはこの素晴らしい時計を形成している。」
ARABESQUE2 Monopusher Chrono Tourbillon は、5日間(120時間)という屈指のパワーリザーブを備えたフライングトゥールビヨンで制御された、スイスの伝統的なメカニカル・モノ・プッシャー・クロノ・トゥールビヨンを動力としている。
アーティアの複雑時計のコレクションである “ArtyA Complications” における最高レベルの基準を遵守するために、非常に多くの高度な時計制作の仕事が行われてる。
このムーブメントの素晴らしい外観は、この驚くべきユニークなマスターピースの誕生に魔法をかけた。
時計には、フルスキンのクロコダイルストラップに「Piece Unique – 1/1」と刻印されている。