イヴァン・アルパ氏が、アーティアで最初に打ち出したのは “STRUCK BY LIGHTNING”、人工雷ケースを使った時計でした。
テスラコイルという巨大な高電圧発生装置を使って、超高電圧の稲妻を作り出しステンレススティールのケースに直撃させたのです。
このライトニング・ケースの時計と、テスラコイルのパフォーマンスはスイスの時計業界に大きな衝撃を与えました。
人工雷によって、ケース表面は傷つき変色するのですが、全く同じケースを再現することが不可能であるため、
ライトニングケースを使ったアーティアの時計はすべてユニークピース、つまり1点ものなのです。
さて、アーティアの定番シリーズである、蝶の羽をセットした文字盤と、このライトニング・ケースを組み合わせた Son of Earth Butterfly。
今回、バーゼルワールド 2015 モデルとして、新作が発表されましたので紹介します。
ArtyA – Son of Earth BUTTERFLIES PARADE 1
ArtyA – Son of Earth BUTTERFLIES PARADE 2
どちらのモデルも、繊細な美しさを持った文字盤と、粗野で荒削りなケースとのコントラストが絶妙です!
例えるならば、時計版「美女と野獣」といったところでしょうか?
アーティアがこのように素晴らしいコントラストを生み出すのは、アーティストであるドミニク・アルパ夫人が文字盤を担当していること、
つまり、アルパ夫妻による共作であることが理由として大きいと思われます。
バタフライモデルはすべて1点ものなので、気になった方はお早めにお問い合せ下さい。